ベンの列車の旅 本文へジャンプ

4.スイッチバックとループ

 SL全盛期の時代は、高速道路もほとんどなく、また、マイカーも持てない時代でした。
 出張、観光旅行の移動も飛行機には乗れず、鉄道乗車が唯一の手段でした。
 当然、宅急便も無く貨物輸送も国鉄貨車であり、長大な貨物列車が走っていました。
 このような重量物運搬を行うのに最大の難関は、峠越えをどうするかでした。
 D51重連などで対処できる峠越えは良いほうで、ほとんどはスイッチバックで対応していました。
 また、ループ構造で峠越えを行う区間もあり、現在でも、上越線清水トンネルループは見事なものです。
 スイッチバック構造の路線も電化によりほとんど姿を消しましたが、中央本線新宿〜甲府間でも初狩、笹子、勝沼の各駅で昭和43年まで存在していました。
 写真がなくて残念ですが(今度撮影してきます)、信越本線二本木駅、これから乗車する篠ノ井線(姥捨駅、信号所2)が現存しています。
  列車の旅 信越本線:直江津駅〜篠ノ井線:松本駅
 それから、何故か不思議なスイッチバック構造が花輪線の十和田南駅に存在します。
 平地で坂が無いのにスイッチバック駅でした。
 これを調べた人がいますので理由は大館駅を参照して下さい。

 秋田新幹線駅にスイッチバック駅があるのを御存じでしょうか。
 大曲駅がそうです。
 盛岡〜大曲間は、田沢湖線単線を標準軌道に変更しています。
 大曲駅〜秋田間は奥羽本線で一部複線化されていましたが、片方の線路を秋田新幹線用に標準軌道に変更し転用したためです。
 駅舎もそのまま使用していますのでスイッチバックが生じています。
 簡単に言えば、大曲駅は本線であった奥羽本線方向に向いているのです。

奥羽本線、花輪線:大館駅(2013.1.22)


忠犬ハチ公の銅像