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昨夏の豪雨災害が発生しました可部線に乗車しました。
途中駅である上八木駅付近(八木地区)から見る山肌は、災害の爪痕が今でも残っています。
可部線の歴史は古く、1909年(明治42年)私鉄が軽便鉄道として開業、1936年(昭和11年)に国有化されました。
その後、可部駅から島根県の浜田駅までを結ぶ路線として建設が進み、1969年(昭和44年)には三段峡駅まで延伸されました。
その後も今福線として三段峡駅〜浜田駅間の工事が進められましたが、1980年(昭和55年)ついに工事中止となり完成を見ることはありませんでした。
同工事路線には、多数の遺構設備が残されています。
一方、営業中の可部駅〜三段峡駅間46.2Kmは、営業赤字の連続、運行本数の減少により2003年(平成15年)に廃止となりました。
その後、広島のベッドタウンとして沿線開発も進み、可部駅から2駅の延伸が確定し工事を行っています。
廃止後に復活するのは、非常に珍しい事例と言えます。
山陽本線:横川駅(2015.5.26)
宮島口方面
広島方面:左奥のホームが可部線用
可部線ホーム表示
可部線:三滝方面(右カーブ)
可部駅
横川方面
車止め:左側線路が延伸用線路
延伸用線路:廃止路盤を復活
改札口
駅舎
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