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三江線は、広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ陰陽路線の一つで、江の川沿いを走る路線です。
路線工事は、1930年代からスタートし40数年かけて1975年に全通しました。
しかし、時代はモータリゼーションに移行しており、地域の足としての役割は終えていました。
更に、江の川の山すそを切り開いて建設したため、風水害に弱い鉄道となってしまいました。
現在、三江線は全国一の乗車率ワーストワンとなっており、2017年度に廃線予定となっています。
今回も前日の雨による倒木で午前便が三次駅から出発できず、途中駅からの出発に変更され代行バスで途中乗車となるアクシデントが発生しました。
口羽駅(2015.11.18):三次駅より11駅目で途中乗車
三次方面:駅舎:左の車両は代行バス
石見川本方面
途中から乗車した応援者の人々で車内は満席状態です
浜原駅
三次方面
応援者の方々はここで降りて観光バスに乗車
石見川本方面
石見川本駅で途中下車し近くの食堂で昼食にしました。
食堂の主人にお話をきましたところ、2014年も10億円かけて復旧工事が行われてやっと開通したのに廃線の話が出てきてしまったそうです。
一番大きな原因は、浜田市にある高校が生徒確保のためスクールバス(無料?)を運行したことだそうです。
朝晩の乗車が多い通学生徒がいなくなれば列車の必要性がありません。
この話は全国に波及しますね。
また、三次方面の道路改良工事も進み大型バスが運行可能となる予定です。
いずれにしても2017年度廃止に向けて物事は進んでいるようです。
石見川本駅:ここで江津方面列車に約90分の接続待ち時間があります
三次方面
江津方面
改札口
駅舎
NTT西日本:石見川本ビル
江津行列車
江津駅
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