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三岐鉄道三岐線は、三重県四日市〜岐阜県上石津を経由し東海道線関ヶ原を結ぶ路線として計画され、旧小野田セメントの鉱山開発および輸送を目的としました。
しかし、上志津付近に小野田セメントの工場が設置されず、いなべ市藤原にある西藤原駅で工事は中断し、関ヶ原駅への延伸はありませんでした。
これには、隣接している養老鉄道が影響しているでしょう。
・養老鉄道:桑名駅〜大垣駅間 1919年(大正8年)
・三岐鉄道:富田駅〜西藤原駅間 1931年(昭和6年)
JR以降で私鉄が鉱山(セメント)輸送を実施していたのは、西武鉄道、秩父鉄道、樽見鉄道(旧国鉄)と当路線でしたが、他社は全てトラック輸送に切替わりました。
また、貨物輸送はJR富田駅、人員輸送は近鉄富田駅となっていて、両駅は徒歩10分程度離れています。
近鉄富田駅(2016.12.15)
終端部:左は近鉄線
西藤原方面
入線
セメント開発現場は、秩父市の武甲山に似ています
藤原岳の開発斜面
伊勢治田駅:貨物線係留駅
富田方面
西藤原方面
西藤原駅
終端部
駅舎:かつては鉄道公園がありました
当時のまま展示されています
鉄道公園跡:ミニSLの線路
富田方面
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